Home / 補助金一覧 / 人材開発支援助成金

Subsidy

人材開発支援助成金(事業展開等リスキリング支援コース)でAI導入・AI研修はできるか

この記事の結論

結論:使えます。人材開発支援助成金(事業展開等リスキリング支援コース)は、AI導入・AI研修の費用に活用できる制度です。

対象訓練②が「企業内のデジタル・デジタルトランスフォーメーション(DX)化…を進める場合にこれに関連する業務に従事させる上で必要となる専門的な知識及び技能の習得をさせるための訓練」と明記されており、AI研修・生成AI研修のど真ん中。パンフレット内の対象例にも「AIを活用した問診等、診療領域のDX化を進めるため…DX訓練を受講させる」「AIを活用して配送ルートの最適化を行い…デジタル人材育成」が掲載。ただし「単にデジタル機器を使用して文章・数値の入力や、書式・レイアウトの変更程度の初歩的な操作を行う内容のみの訓練は対象になりません」「単に既存のアプリやシステムを購入してその操作方法を習得する場合や、コンサルタントによる指導は、対象になりません」と明記

AI研修・生成AI研修に使えます。この助成金は対象訓練として「事業主において企業内のデジタル・デジタルトランスフォーメーション(DX)化やグリーン・カーボンニュートラル化を進める場合にこれに関連する業務に従事させる上で必要となる専門的な知識及び技能の習得をさせるための訓練」を明記しており、社内のAI活用・DX化に向けた従業員研修はこの定義のど真ん中です。中小企業なら訓練経費の75%(大企業60%)に加え、訓練期間中の賃金も1人1時間当たり1,000円(大企業500円)助成されます。ただし助成対象はあくまで訓練経費であり、AIツールやシステムの導入費用そのものは対象ではありません(中小企業のみ、訓練に関連する設備導入費用の50%を助成する設備投資加算あり)。

AI導入のどの費用が対象になるか

この制度は「導入時の研修・教育」「PC・機器などハード」を対象経費として明記している。AI導入でかかる6つの費用項目について、この制度の対象経費の記載を3段階で示した図。AIツール・SaaSの利用料は記載なし。システム開発・カスタマイズは記載なし。導入時の研修・教育は対象と明記。コンサルティング・専門家費用は記載あり・要確認。PC・機器などのハードウェアは対象と明記。クラウド・サーバなどのインフラ費用は記載なし。この制度は「導入時の研修・教育」「PC・機器などハード」を対象経費として明記している。対象と明記記載あり・要確認記載なしAIツール・SaaS利用料記載なしシステム開発・カスタマイズ記載なし導入時の研修・教育対象と明記コンサル・専門家費用記載あり・要確認PC・機器などハード対象と明記クラウド・サーバ費用記載なし判定は公募情報に記載された対象経費の文面のみに基づく。記載なしは対象外の確定ではない。実際の可否は公募要領で確認が必要。

この制度は、導入時の研修・教育、PC・機器などのハードウェアを対象経費として明記しています。コンサルティング・専門家費用は関連する記載があり要確認、AIツール・SaaSの利用料、システム開発・カスタマイズ、クラウド・サーバなどのインフラ費用は該当する記載が見当たりません(記載がないことは対象外の確定ではありません)。

図の判定根拠(公募情報の「対象経費」の記載より)
  • 導入時の研修・教育:対象と明記 / 公募情報の対象経費より「OFF-JTの訓練経費(部外講師謝金、施設借上費、受講料等)」
  • コンサルティング・専門家費用:記載あり・要確認 / 公募情報の対象経費より「OFF-JTの訓練経費(部外講師謝金、施設借上費、受講料等)」
  • PC・機器などのハードウェア:対象と明記 / 公募情報の対象経費より「設備投資加算(訓練に関連する設備導入費用の50%・中小企業のみ、1人15万円・1訓練1事業所150万円まで)」
  • AIツール・SaaSの利用料、システム開発・カスタマイズ、クラウド・サーバなどのインフラ費用:対象経費の記載に該当する語が見当たらない(対象外と確定したものではない)。

受付中(2027年3月31日まで)

※この表示は掲載中の公募期間(情報取得日 2026年7月30日)から算出しています。最新の公募情報は必ず公式サイトでご確認ください。

申請スケジュール

締切まで残り219日です。2026年8月24日現在、締切まで残り219日です。公募期間は2022年12月1日〜2027年3月31日です。締切から逆算した準備の順序は、1. 要件確認・見積の取得、2. 事業計画の作成、3. 必要書類の準備、4. 申請書の提出(2027年3月31日まで)です。必要な日数は制度と事業者により異なるため、日付は示していません。最新の公募情報は必ず公式サイトでご確認ください。締切まで残り219日です。2026年8月24日現在今日受付開始 2022年12月1日締切 2027年3月31日締切から逆算した準備の順序1要件確認・見積の取得2事業計画の作成3必要書類の準備4申請書の提出(2027年3月31日まで)必要な日数は制度と事業者により異なるため、日付は示していません。※掲載中の公募期間(情報取得 2026年7月30日)から算出しています。最新の公募情報は必ず公式サイトでご確認ください。

2026年8月24日現在、締切まで残り219日です。公募期間は2022年12月1日〜2027年3月31日です。締切から逆算した準備の順序は、1. 要件確認・見積の取得、2. 事業計画の作成、3. 必要書類の準備、4. 申請書の提出(2027年3月31日まで)です。必要な日数は制度と事業者により異なるため、日付は示していません。最新の公募情報は必ず公式サイトでご確認ください。

人材開発支援助成金(事業展開等リスキリング支援コース)の制度概要

実施機関厚生労働省(申請窓口: 都道府県労働局・ハローワーク)
区分国(全国)
上限額1億円
補助率経費助成: 中小企業75%・大企業60% / 賃金助成: 1人1時間当たり中小1,000円・大企業500円
対象経費
  • OFF-JTの訓練経費(部外講師謝金、施設借上費、受講料等)
  • 訓練期間中の賃金の一部(1人1時間当たり 中小企業1,000円・大企業500円)
  • 定額制サービス(サブスク型研修)による訓練の経費(1人1月あたり2万円まで・経費助成のみ)
  • 設備投資加算(訓練に関連する設備導入費用の50%・中小企業のみ、1人15万円・1訓練1事業所150万円まで)
公募期間2022年12月1日〜2027年3月31日 通年受付(訓練開始日の6か月前〜1か月前に計画届提出)
ステータス公募中

出典: 公式サイト(厚生労働省(申請窓口: 都道府県労働局・ハローワーク)) 情報取得日: 2026年7月30日
※最新の公募情報は必ず公式サイトでご確認ください。

この制度が自社に使えるかの確認手順

うちが使えるかは、地域・対象・用途の3点を照らして確かめる。STEP1 地域: 対象地域は全国。所在地による地域の限定はありません。 STEP2 対象: 対象経費に自社の使いみちが含まれるか。OFF-JTの訓練経費(部外講師謝金、施設借上費、受講料等) / 訓練期間中の賃金の一部(1人1時間当たり 中小企業1,000円・大企業500円) / 定額制サービス(サブスク型研修)による訓練の経費(1人1月あたり2万円まで・経費助成のみ) / ほか1件(下の「制度概要」表に全件) STEP3 用途: 使いたい用途が次のどれかに当てはまるか。AI導入 / 研修 / 業務改革 公募期間 2022年12月1日〜2027年3月31日(公募中) 要件と締切の最終判断は、必ず公式の公募要領で確認する。うちが使えるかは、地域・対象・用途の3点を照らして確かめる。STEP 1地域対象地域は全国所在地による地域の限定はありません。STEP 2対象対象経費に自社の使いみちが含まれるかOFF-JTの訓練経費(部外講師謝金、施設借上費、受講料等)訓練期間中の賃金の一部(1人1時間当たり 中小企業1,000円・大企業500円)定額制サービス(サブスク型研修)による訓練の経費(1人1月あたり2万円まで・経費助成のみ)ほか1件(下の「制度概要」表に全件)STEP 3用途使いたい用途が次のどれかに当てはまるかAI導入研修業務改革公募期間 2022年12月1日〜2027年3月31日(公募中)要件と締切の最終判断は、必ず公式の公募要領で確認する。

この制度を自社で使えるかは、地域(対象地域は全国)、対象(対象経費に自社の使いみちが含まれるか)、用途(使いたい用途が次のどれかに当てはまるか)の3点を順に照らし合わせて確認します。要件と締切の最終判断は、必ず公式の公募要領でご確認ください。

人材開発支援助成金を使ったAI活用シナリオ

この制度はAI導入・研修・業務改革の用途で活用できます。

製造業: 全社の生成AI実務研修に経費75%+賃金助成を充てる

中小の製造業が、外部の教育機関による生成AI活用研修(OFF-JT・実訓練時間10時間以上)を従業員に受講させる構成です。部外講師謝金・施設借上費・受講料等の訓練経費の75%が助成され、経費助成の上限は1人1訓練あたり30万円(10時間以上100時間未満)〜50万円(200時間以上)。さらに訓練期間中の賃金が1人1時間当たり1,000円助成されるため、就業時間内に研修を実施しても人件費負担が緩和されます。公式パンフレットの対象例にも、運輸業が「AIを活用して配送ルートの最適化を行い」配送時間・車両費の削減を図るデジタル人材育成訓練や、医療機関が「AIを活用した問診等、診療領域のDX化を進めるため」従業員にDX訓練を受講させる例が掲載されており、AI活用を前提とした人材育成が想定利用の中心にあります。

サブスク型AI学習サービスで少人数から始める(定額制サービス)

eラーニングの定額制サービス(サブスク型研修)による訓練も対象で、1人1月あたり2万円まで経費助成されます(賃金助成はなし)。生成AI・データ分析講座を含む受け放題型のオンライン学習サービスを契約し、支給申請時までに標準学習時間で合計10時間以上を修了した従業員分を申請する使い方です。集合研修を組むほどの人数がいない企業でも、AIリテラシーの底上げを低コストで始められます。

AI導入と人材育成をセットで進める(設備投資加算・中小企業のみ)

中小企業がDX化の訓練とあわせて関連設備を導入する場合、訓練に関連する設備導入費用の50%が加算助成されます(1人15万円・1訓練1事業所150万円まで)。AIを組み込んだ業務システムの導入計画と、それを使いこなす人材の訓練を一体で設計することで、「ツールは入れたが使われない」という典型的な失敗を資金面から防ぐ構成が組めます。ただし「単に既存のアプリやシステムを購入してその操作方法を習得する場合や、コンサルタントによる指導は、対象になりません」と明記されているため、訓練内容は専門的な知識・技能の習得である必要があります。

よくある質問

ChatGPTなど生成AIの研修は対象になりますか?

対象になり得ます。企業内のDX化に関連する業務に必要な「専門的な知識及び技能の習得をさせるための訓練」であること、OFF-JTで実訓練時間10時間以上(eラーニング・通信制は標準学習時間10時間以上または標準学習期間1か月以上)であることが条件です。一方で「単にデジタル機器を使用して文章・数値の入力や、書式・レイアウトの変更程度の初歩的な操作を行う内容のみの訓練は対象になりません」と明記されており、初歩的なPC操作レベルの内容だけでは対象外です。個別の訓練が該当するかは公募要領・労働局への事前確認をおすすめします。

従業員のいない個人事業主でも使えますか?

使えません。申請できるのは「雇用保険適用事業所の事業主であること」が要件で、助成対象は雇用する労働者(雇用保険被保険者)に受講させる訓練です。事業主本人だけの学び直しには使えません。雇用保険に加入する従業員がいる個人事業主であれば、法人でなくても申請対象になり得ます。

AIツールのライセンス費用やシステム開発費にも使えますか?

訓練経費が対象のため、ツールのライセンス費用やシステム開発費そのものは対象外です。ただし中小企業に限り、訓練に関連する設備導入費用の50%を助成する設備投資加算(1人15万円・1訓練1事業所150万円まで)があります。導入費用が主目的の場合はIT導入補助金など別制度の検討対象です。

いつまでに申請すればよいですか?

訓練開始日の6か月前から1か月前までの間に、訓練実施計画届を労働局に提出する必要があります。この助成金は「令和4年~8年度の期間限定の助成金として創設」と公式パンフレットに明記された時限措置で、実施期間の終期は2027年3月31日です。訓練計画から逆算すると、実質的な準備期限はさらに手前になります。

令和9年度以降(次回)はどうなりますか?

本コースは令和8年度末までの期間限定で、令和9年度以降の扱いは未定です。(予測)骨太方針2026(令和8年7月21日閣議決定)が「人材力の強化・人材総活躍」にリ・スキリングを明記し、第2期人工知能基本計画(令和8年7月14日閣議決定)も「リ・スキリング支援」とAI人材の育成・確保を掲げているため、AI対応リスキリング支援の何らかの継続・拡充が見込まれますが、具体の事業名・予算額への言及はまだなく確度は低めです。令和9年度概算要求(例年8月末公表)以降に具体化が確認できる見通しです。

注意点

  • 「令和4年~8年度の期間限定の助成金として創設」と明記された時限措置です(実施期間の終期: 2027年3月31日)。計画届は訓練開始日の6か月前〜1か月前の提出が必要なため、利用を検討する場合は早めの計画策定が必要です。
  • 令和8年5月14日以降の計画届から「受講料等の価格設定に関する疎明書(様式第28号)」の提出が必須化されています。訓練機関選定時に受講料の妥当性を確認してください。
  • 助成対象となる訓練等の受講回数の上限は、1労働者につき1年度で3回までです。1事業所が1年度に受給できる助成額の上限は1億円です。
  • 「単にデジタル機器を使用して文章・数値の入力や、書式・レイアウトの変更程度の初歩的な操作を行う内容のみの訓練は対象になりません」「単に既存のアプリやシステムを購入してその操作方法を習得する場合や、コンサルタントによる指導は、対象になりません」と明記されています。訓練内容の設計段階での確認が重要です。
  • eラーニング・通信制・定額制サービスによる訓練は経費助成のみで、賃金助成はありません。経費助成の上限も通学制と異なります(eラーニング・通信制は中小企業15万円・大企業10万円)。
  • 本ページは公式パンフレット(令和8年5月14日版)に基づく解説です。要件の詳細・最新の様式は必ず厚生労働省の公式サイトと管轄労働局でご確認ください。
当方は補助金申請の代行は行いません(申請書類の作成代行は行政書士の独占業務です)。AI導入の設計・実装・定着の側を支援します。

公募要領・締切・要件は変更されることがあります。最新の公募情報は必ず公式サイトでご確認ください。申請の可否や要件の最終判断は、必ず公式サイトの一次情報に基づいて行ってください。

この制度を使ったAI導入の進め方

補助金を活用したAI導入の相談

この制度を前提に「何を・どの順番で・いくらで」AI導入するかの設計からご相談いただけます。

補助金を活用したAI導入の相談