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札幌市DX・賃上げ加速化補助金でAI導入・AI研修はできるか

この記事の結論

結論:使えます。札幌市DX・賃上げ加速化補助金は、AI導入・AI研修の費用に活用できる制度です。

交付要綱第2条(目的)に「本補助金は、札幌市内に本社を置く中小企業等が、デジタライゼーション又はDX(デジタルトランスフォーメーション)を目的として行うITツール導入等に要する経費の一部を補助することにより、企業の生産性向上等及び賃上げを実現し、もって市内経済の活性化を図ることを目的とする。」と明記。別表2の補助対象経費に「ソフトウェア開発委託費」「ソフトウェア購入費(※4)及び使用料」「ハードウェア購入費及び使用料」に加え「本申請で導入するシステム(ハードウェア、ソフトウェア)の利用に関する知識や技能などを習得する研修を受講させる費用」(人材育成関連費)が含まれ、AIツール・システムの導入及びその活用研修に充当し得る設計となっている(AIという語自体は要綱本文に明記されていない)

AI導入に使える設計です。この補助金は札幌市内に本社を置く中小企業等の「デジタライゼーション又はDX(デジタルトランスフォーメーション)を目的として行うITツール導入等」を対象とする札幌市の制度で、交付要綱第2条にその目的が明記されています。補助対象経費(別表2)には「ソフトウェア開発委託費」「ソフトウェア購入費(※4)及び使用料」「ハードウェア購入費及び使用料」に加え、「汎用ソフトウェア購入費(※3)及び使用料」も列挙されており、AI搭載ソフトの購入・利用料やAI活用のためのシステム開発委託費に充当できる構成です。さらに「人材育成関連費」として「本申請で導入するシステム(ハードウェア、ソフトウェア)の利用に関する知識や技能などを習得する研修を受講させる費用(研修受講料、講師への報酬など)」も対象に含まれ、AIツール導入とあわせた社内研修まで一体で組み込めます。ただし要綱本文に「AI」という語自体は明記されておらず、AI関連システムが対象になるかは制度の設計上妥当であっても、個別の可否は札幌市・さっぽろ産業振興財団への確認が前提です。補助限度額は500万円、補助率は契約相手が市内中小IT企業者の場合3分の2、その他企業の場合2分の1です。最大の特徴は、申請前に「DX推進計画」の作成完了が補助事業者の要件になっている点と、令和9年3月末までに従業員平均賃金を3.5%以上引き上げる誓約が必須である点です。

AI導入のどの費用が対象になるか

この制度は「AIツール・SaaS利用料」「システム開発・カスタマイズ」ほか2項目を対象経費として明記している。AI導入でかかる6つの費用項目について、この制度の対象経費の記載を3段階で示した図。AIツール・SaaSの利用料は対象と明記。システム開発・カスタマイズは対象と明記。導入時の研修・教育は対象と明記。コンサルティング・専門家費用は記載あり・要確認。PC・機器などのハードウェアは対象と明記。クラウド・サーバなどのインフラ費用は記載なし。この制度は「AIツール・SaaS利用料」「システム開発・カスタマイズ」ほか2項目を対象経費として明記している。対象と明記記載あり・要確認記載なしAIツール・SaaS利用料対象と明記システム開発・カスタマイズ対象と明記導入時の研修・教育対象と明記コンサル・専門家費用記載あり・要確認PC・機器などハード対象と明記クラウド・サーバ費用記載なし判定は公募情報に記載された対象経費の文面のみに基づく。記載なしは対象外の確定ではない。実際の可否は公募要領で確認が必要。

この制度は、AIツール・SaaSの利用料、システム開発・カスタマイズ、導入時の研修・教育、PC・機器などのハードウェアを対象経費として明記しています。コンサルティング・専門家費用は関連する記載があり要確認、クラウド・サーバなどのインフラ費用は該当する記載が見当たりません(記載がないことは対象外の確定ではありません)。

図の判定根拠(公募情報の「対象経費」の記載より)
  • AIツール・SaaSの利用料:対象と明記 / 公募情報の対象経費より「汎用ソフトウェア購入費及び使用料」 なお除外の記載あり「ソフトウェア購入費(汎用ソフトウェア以外)及び使用料」
  • システム開発・カスタマイズ:対象と明記 / 公募情報の対象経費より「ソフトウェア開発委託費」
  • 導入時の研修・教育:対象と明記 / 公募情報の対象経費より「人材育成関連費(導入システムの利用に関する研修受講料、講師への報酬など)」
  • コンサルティング・専門家費用:記載あり・要確認 / 公募情報の対象経費より「ソフトウェア開発委託費」
  • PC・機器などのハードウェア:対象と明記 / 公募情報の対象経費より「ハードウェア購入費及び使用料」
  • クラウド・サーバなどのインフラ費用:対象経費の記載に該当する語が見当たらない(対象外と確定したものではない)。

受付中(2027年1月31日まで)

※この表示は掲載中の公募期間(情報取得日 2026年8月12日)から算出しています。最新の公募情報は必ず公式サイトでご確認ください。

申請スケジュール

締切まで残り160日です。2026年8月24日現在、締切まで残り160日です。公募期間は2026年4月14日〜2027年1月31日です。締切から逆算した準備の順序は、1. 要件確認・見積の取得、2. 事業計画の作成、3. 必要書類の準備、4. 申請書の提出(2027年1月31日まで)です。必要な日数は制度と事業者により異なるため、日付は示していません。最新の公募情報は必ず公式サイトでご確認ください。締切まで残り160日です。2026年8月24日現在今日受付開始 2026年4月14日締切 2027年1月31日締切から逆算した準備の順序1要件確認・見積の取得2事業計画の作成3必要書類の準備4申請書の提出(2027年1月31日まで)必要な日数は制度と事業者により異なるため、日付は示していません。※掲載中の公募期間(情報取得 2026年8月12日)から算出しています。最新の公募情報は必ず公式サイトでご確認ください。

2026年8月24日現在、締切まで残り160日です。公募期間は2026年4月14日〜2027年1月31日です。締切から逆算した準備の順序は、1. 要件確認・見積の取得、2. 事業計画の作成、3. 必要書類の準備、4. 申請書の提出(2027年1月31日まで)です。必要な日数は制度と事業者により異なるため、日付は示していません。最新の公募情報は必ず公式サイトでご確認ください。

札幌市DX・賃上げ加速化補助金の制度概要

実施機関札幌市経済観光局
区分市区町村(北海道札幌市)
上限額500万円
補助率市内中小IT企業者に発注: 3分の2 / その他企業に発注: 2分の1
対象経費
  • ハードウェア購入費及び使用料
  • 汎用ソフトウェア購入費及び使用料
  • ソフトウェア開発委託費
  • ソフトウェア購入費(汎用ソフトウェア以外)及び使用料
  • 人材育成関連費(導入システムの利用に関する研修受講料、講師への報酬など)
公募期間2026年4月14日〜2027年1月31日
ステータス公募中

出典: 公式サイト(札幌市経済観光局) 情報取得日: 2026年8月12日
※最新の公募情報は必ず公式サイトでご確認ください。

この制度が自社に使えるかの確認手順

うちが使えるかは、地域・対象・用途の3点を照らして確かめる。STEP1 地域: 対象地域は北海道札幌市。事業所の所在地が北海道札幌市にあるか STEP2 対象: 対象経費に自社の使いみちが含まれるか。ハードウェア購入費及び使用料 / 汎用ソフトウェア購入費及び使用料 / ソフトウェア開発委託費 / ほか2件(下の「制度概要」表に全件) STEP3 用途: 使いたい用途が次のどれかに当てはまるか。AI導入 / 研修 / システム開発 / 業務改革 公募期間 2026年4月14日〜2027年1月31日(公募中) 要件と締切の最終判断は、必ず公式の公募要領で確認する。うちが使えるかは、地域・対象・用途の3点を照らして確かめる。STEP 1地域対象地域は北海道札幌市事業所の所在地が北海道札幌市にあるかSTEP 2対象対象経費に自社の使いみちが含まれるかハードウェア購入費及び使用料汎用ソフトウェア購入費及び使用料ソフトウェア開発委託費ほか2件(下の「制度概要」表に全件)STEP 3用途使いたい用途が次のどれかに当てはまるかAI導入研修システム開発業務改革公募期間 2026年4月14日〜2027年1月31日(公募中)要件と締切の最終判断は、必ず公式の公募要領で確認する。

この制度を自社で使えるかは、地域(対象地域は北海道札幌市)、対象(対象経費に自社の使いみちが含まれるか)、用途(使いたい用途が次のどれかに当てはまるか)の3点を順に照らし合わせて確認します。要件と締切の最終判断は、必ず公式の公募要領でご確認ください。

札幌市DX・賃上げ加速化補助金を使ったAI活用シナリオ

この制度はAI導入・業務改革・研修・システム開発の用途で活用できます。

小売・卸売業: 汎用AIソフト+ハードウェアで在庫・発注業務をデジタル化する

別表2の「設備備品費」に定める「ハードウェア購入費及び使用料」と「汎用ソフトウェア購入費(※3)及び使用料」を組み合わせ、在庫管理・需要予測に使えるAI搭載の業務用PCやタブレットと、市販の汎用ソフトウェアを導入する構成です。汎用ソフトウェアは「一般に市販されているものであり、他に流用可能で、汎用性の高いもの(例:オペレーティングシステム(OS)ソフト、オフィスソフト、データベースソフト、文書・画像・動画などの作成・編集・加工が可能なアプリケーションソフト等)」と定義されており、該当するか否かは札幌市が判断します。なお設備備品費と人材育成関連費の合計が補助事業総額の5割を超えた場合、超過分は補助対象外(第6条2項)となるため、事業費区分(ソフトウェア開発委託費・ソフトウェア購入費)とのバランスを事前に設計する必要があります。

サービス業: AI活用のシステム開発委託+従業員研修で業務改革を進める

「事業費」区分の「ソフトウェア開発委託費」を使い、自社の受発注・顧客対応にAIを組み込んだ業務システムの開発を外部委託し、あわせて「人材育成関連費」で導入したシステムの操作研修を従業員に受講させる構成です。人材育成関連費の対象は「本申請で導入するシステム(ハードウェア、ソフトウェア)の利用に関する知識や技能などを習得する研修を受講させる費用」に限られ、「一般的に実施及び開催要項が公開されているもので、かつ目標が定められたカリキュラムと教材が存在しているもの」である必要があり、自社内で完結する自作研修は対象外です。この構成は、システム開発と研修を同時に進めることで「導入したが使いこなせない」を避けやすい設計です。

製造業: 汎用ソフト以外のAI業務ソフトを導入し生産管理を効率化する

「事業費」区分の「ソフトウェア購入費(※4)及び使用料」を使い、汎用ソフトウェアには該当しない、生産管理・品質管理に特化したAI業務ソフトを導入する構成です。※4は「汎用ソフトウェアに該当しないもの」と定義され、汎用ソフトウェアに該当するか否かは札幌市が判断します。このソフトウェア購入費は「事業費」区分に分類されるため、合計額が補助事業総額の5割を超えると超過分が補助対象外になる「設備備品費」及び「人材育成関連費」の上限計算(第6条2項)には含まれません。契約相手を市内中小IT企業者にすると補助率が3分の2、その他企業だと2分の1になるため(別表3)、発注先の選定も補助額に直結します。

よくある質問

生成AIツールの導入は対象になりますか?

交付要綱本文に「AI」という語自体は明記されていませんが、補助対象経費(別表2)には「ソフトウェア開発委託費」「ソフトウェア購入費(※4)及び使用料」「汎用ソフトウェア購入費(※3)及び使用料」が含まれ、※4は「汎用ソフトウェアに該当しないもの」と定義されています。目的規定(第2条)も「デジタライゼーション又はDX(デジタルトランスフォーメーション)を目的として行うITツール導入等」を対象としています。AI搭載ソフトやAI活用システムの開発委託は制度の設計上対象になり得る構成ですが、個別の対象可否の最終判断は札幌市・一般財団法人さっぽろ産業振興財団による確認が必要です。

AI研修だけを受けたい場合、この補助金は使えますか?

研修単独では使えません。人材育成関連費の対象は「本申請で導入するシステム(ハードウェア、ソフトウェア)の利用に関する知識や技能などを習得する研修」に限定されており、別表2で本補助金は「別表2に示す補助対象経費区分『事業費』に該当する経費が含まれない事業」を補助事業としない(第5条2項1号)と定めています。つまりシステム導入とセットでなければ研修費用は対象になりません。

個人事業主でも申請できますか?

対象になり得ます。要綱第3条2号は「市内中小企業者」を「主たる事務所を市内に登記している会社」だけでなく「本市の住民基本台帳に記録されている個人事業主」「市内に施設を所有又は賃借し、当該施設で事業を営んでいる個人事業主」も含めて定義しています。第4条の補助事業者要件(DX推進計画の完成、同一事業を1年以上営む、賃上げ誓約)を満たせば個人事業主も申請対象です。

申請前に必ず必要な手続きはありますか?

あります。補助事業者の要件(第4条1項1号)として「DX推進計画の作成を完了している者」が明記されており、DX推進計画は「札幌市が実施する『札幌市中小企業DX加速化・賃上げ促進緊急支援業務』において、DX推進を目的として補助事業者ごとに作成される計画」(第3条6号)です。いきなり交付申請はできず、まずこの伴走支援を通じたDX推進計画の作成を完了させる必要があります。

賃上げの誓約はどのような内容ですか?

補助事業者は「従業員の平均賃金を令和7年12月時点と比較して令和9年3月末日までの間に3.5%以上引き上げる旨を誓約した者」(第4条1項3号)である必要があります。賃上げ誓約書(様式3)の提出が交付申請時に求められ(第8条1項)、単にITツールを導入するだけでなく、賃上げの実現までが制度の目的(第2条)に組み込まれている点が特徴です。

注意点

  • 交付要領第2条により、交付申請期間は「令和8年4月14日から令和9年1月31日まで」と定められています。交付要綱は令和8年6月5日に直近改正されている一方、交付要領には改正日の記載がなく令和8年4月14日制定のままです。最新の申請期間・要件は札幌市またはさっぽろ産業振興財団の公式情報で確認してください。
  • 補助対象経費区分「設備備品費」及び「人材育成関連費」の合計額が補助事業の総額の5割を超過した場合、超過分の経費は補助対象として認められません(第6条2項)。ソフトウェア開発委託費・ソフトウェア購入費(事業費区分)とのバランスを事前に設計する必要があります。
  • リース契約に係る経費は補助対象経費として認められません(交付要領第4条1項)。また、ハードウェア等有体物の提供を伴うサブスクリプション(定額制サービス)は同要領上リース契約とみなされ、ソフトウェア利用料に相当する額が合理的に算出できると市長が認めた場合に限り、その額のみ対象になります。
  • 本市や他の公的機関(国、都道府県、市町村)等から補助金・助成金等を受けている、または受ける予定がある事業は補助事業にできません(第5条2項3号)。姉妹制度の「札幌市デジタル化・AI導入促進補助金」(国補助金の採択案件への上乗せ型)とも併用できない設計です。
  • 本記事は公開情報(札幌市DX・賃上げ加速化補助金交付要綱・交付要領、2026年8月12日取得)に基づく解説であり、採択を保証するものではありません。最終判断は札幌市経済観光局・一般財団法人さっぽろ産業振興財団の公式情報(https://sapporocity-dx.jp/)でご確認ください。
当方は補助金申請の代行は行いません(申請書類の作成代行は行政書士の独占業務です)。AI導入の設計・実装・定着の側を支援します。

公募要領・締切・要件は変更されることがあります。最新の公募情報は必ず公式サイトでご確認ください。申請の可否や要件の最終判断は、必ず公式サイトの一次情報に基づいて行ってください。

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